課題解決事例01

治具搬送で製造時の
キズを撲滅

なぜ製品にキズが付くかを徹底した現場観察から発見し、
豊富な知識と経験を活かして

PROPOSER

設備推進部 所属

各支店・営業所の担当営業と協力しながらお客様の課題をお聞かせいただき、最適な設備のご提案を行っています。
既存の我々の取引先で対応できない案件であっても、対応可能な新たな製造メーカーを発掘することで、全社的な設備対応力の底上げに繋げています。

BEGINNING

精密加工製品の製造工程で、製品を搬送する際に細かなキズがついたり変形して不良となる率が高く、弊社にご相談を頂いたのが始まりでした。

10%もある不良率をできるだけ早く改善したい

お客様の製造工程では、精密加工のあと、洗浄カゴでひとまとめにして洗浄を行い、パーツフィーダーで整列させて外観検査装置に搬送していました。 洗浄カゴ内ではワーク同士が接触、パーツフィーダーで搬送する際に振動で製品に擦り傷や変形が発生していました。
不良率は多い時で10%にもおよび、生産効率の改善と品質管理が急務となりました。

SOLUTION

自動化できなければ意味がない

早速、協力先自動機メーカーの中より今回の仕様と規模に十分対応できるメーカーの選定を行い、装置仕様及びお客様の思いを伝え、装置検討の開始となります。

加工機より 1 分間に100個以上出てくる製品を個別搬送させるには手作業ではとても間に合わず自動化の検討が必要となります。
方策として、加工機より排出される製品を連続して搬送治具にセットを行い搬送中のワークとの接触をなくす事でキズ・変形のリスクをなくしました。

生産速度が速く姿勢を安定させ製品を治具にセットする事は難しい内容でしたが、メーカーと何度も検討を重ね構想案をまとめて行きました。 搬送方法の決定後もお客様現場ご担当者様交えメンテナンス性や安全性について検討を重ねようやく満足頂ける設備構想となりました。

製造における不良率ほぼゼロを達成

今回の提案を通じて、不良率に悩まれていたお客様の課題を無事解決することができました。
お客様にはこの課題解決提案を非常にご評価いただき、その後複数台のご発注を頂いております。

課題解決提案においてはいかにして発想を引き出すかが大きなポイントとなりますが、その発想の幅を広げるためには様々な経験を積み、時には失敗も体験して問題解決能力を高める事が大事だと考えております。

難しい課題でもお客様や協力企業様と知恵を出し合い、あきらめることなくチャレンジし続ければ、必ず課題は解決できると思います。
今後も、難しい案件ほど積極的に取り組んで行きたいと思います。

SOLUTION STORY

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治具搬送で製造時のキズを撲滅

/ 01

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/ 02

日本国内で修理できなかった機械部品をタイの企業に輸出して再輸入

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/ 07

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機械部品の破損事故により作業者が危険にさらされている

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