課題解決事例07

同じような機械を作れる
日本のメーカーはないか

海外製加工機の老朽化更新で操作性やメンテナンス性を考慮して日本メーカーで更新。

PROPOSER

東京支店 営業担当

製造メーカー各社に設備や部品をご提案しています。
お客様の課題にどう応えるかが営業として一番大切なことだと考えています。

東京支店 営業担当

BEGINNING

海外製の老朽化した設備を更新したい

鋼管杭を製造されているお客様が古い海外製のベンディングマシン(曲げ機)を改良して使われていたのですが、 そのマシンが老朽化のため設備更新しないといけない時期に差しかかっていました。

動力も含めて海外製の機械を日本で使用するためには様々な改良が必要となりますが、このお客様はさらに自社の用途に合わせてカスタマイズもされていました。

マシンが老朽化したため設備更新されたいのですがなかなか同スペックの装置を製造できる企業がなく、困っておられたところ、
弊社にご相談をいただきプロジェクトのスタートとなりました。

ALIGNMENT

120年の歴史。1000社以上におよぶ 取引先とのつながりを信じて

さっそく必要な機能・仕様を正確に確認させていただき、すでに取引のある弊社の協力企業や仕入れ先に相談してみましたが、なかなか製造できる機械メーカーがありませんでした。専用機はワンオフでそのお客様にしか販売できませんので、事業性を考慮しての判断があったのかも知れません。その後、HRDタイにもコンタクトをとり、現地で親交のあるベンダーメーカーを紹介していただきましたのでさっそく相談をしてみたのですが、今回のような専用機の対応は難しいということでした。

諦めたら終わり  きっと探している企業はあるはず

しかし、一度は難しいと断られたメーカーの方から、同じ業界の別の企業であればこの設備の製作にも対応してくれるかもと、取り次いでいただくこととなりました。探して、探して、探し続けたからこそ、このお客様の課題を解決できる企業と出会えることができたと感じています。

お客様は、現在と同じ海外のメーカーから機械を購入しカスタマイズするか、日本のメーカーで一から専用機を作るかで悩まれていたのですが、購入してからの保全性やアフターサービスを重視し、できれば後者の日本のメーカーに専用機を作ってほしいと考えておられました。このようなお客様のニーズとも合致し、プロジェクトを進めさせていただけることになりました。

SOLUTION

設備は作れるが部品がない

日本の機械メーカーと当社で専用機の開発をスタートしましたが、ちょうど半導体不足とコロナ禍によるサプライチェーンの寸断で全く部品が揃わない状況が続きました。
お客様も状況を理解下さり、工程表を組み直し納期を待っていただけることとなりました。

製造メーカーも必死に部品を調達しようとしたのですがなかなか調達することができませんでした。

このままでは到底納期に間に合わない。

弊社のネットワークを通じて何とか必要な部品を調達しようと考えた私は、社内卸部門にも協力を仰ぎ、機械メーカーが納期内に調達が難しいという部品をリストアップし、小規模の販売店も含めて1件1件に在庫確認し、少ない数でも在庫を持っているところから部品をかき集めて機械メーカーに届けました。
最終的にお客様に納期を待っていただけたおかげで、何とか専用機を納品することができました。

本件を通じて私が感じたことは、必ずお客様が必要とされる設備や部品を探し出すことはできるということです。そして、貴重なノウハウを持つ協力企業様と連携をとりながらお客様の課題を解決していくことが大切だということです。これからも常にお客様の課題をどう向き合うかを考えながら進んで行きたいと思います。

SOLUTION STORY

課題解決事例を見る

治具搬送で製造時のキズを撲滅

/ 01

精密機器の金属部品について、デザイン性を損なわず耐久性を改善

/ 02

日本国内で修理できなかった機械部品をタイの企業に輸出して再輸入

/ 03

既存設備を活かしながらレーザ発振器を更新

/ 04

ラインに不可欠な真空ポンプをタールから守りたい

/ 05

お客様のご要望を超える対応

/ 06

同じような機械を作れる日本のメーカーはないか

/ 07

高スペックのダイキャスト部品を加工できる会社を開拓

/ 08

機械部品の破損事故により作業者が危険にさらされている

/ 09